村岡さん、「ふく」は
山口県が世界に誇る
観光の宝じゃのう!
- 初代内閣総理大臣
- 伊藤 博文
天保12年(1841)周防国熊毛郡束荷(つかり)村(現・光市)生まれ。安政4年(1857)吉田松陰の主宰する松下村塾に入塾。文久3年(1863)井上馨らとともにイギリスに密留学。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で学ぶも、元治元年(1864)4カ国連合艦隊の長州報復攻撃の計画を知り帰国。止戦交渉に奔走。慶応元年(1865)には高杉晋作らと藩政の実権を握り藩論を統一。明治元年(1868)初代兵庫県知事に就任。その後は明治政府の要職を歴任。明治18年(1885)初代内閣総理大臣に就任。政府の中枢を担う。その後も天性の愛嬌と人望で政界をリードするも、明治42年(1909)出張先のハルビンで凶弾にたおれる。享年69。
伊藤さん、
「ふく」を食べて、
福を招き入れましょういね!
- 山口県知事
- 村岡 嗣政
昭和47年(1972)、宇部市生まれ。山口県立宇部高校では生徒会長を務める。その後、東京大学経済学部を卒業。平成8年(1996)、旧自治省(現・総務省)入省。北海道や広島市、高知県に出向する一方、本省では財政畑を歩む。平成26年(2014)1月に総務省を退官。同年2月、県知事選で初当選。第47代山口県知事となる。現在、山口県の未来を確かなものにするために、『活力みなぎる県政』の実現を目指し、全力を尽くしている。
村岡さん、
「ふく」は山口県が世界に誇る
観光の宝じゃのう!
- 初代内閣総理大臣
- 伊藤 博文
天保12年(1841)周防国熊毛郡束荷(つかり)村(現・光市)生まれ。安政4年(1857)吉田松陰の主宰する松下村塾に入塾。文久3年(1863)井上馨らとともにイギリスに密留学。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で学ぶも、元治元年(1864)4カ国連合艦隊の長州報復攻撃の計画を知り帰国。止戦交渉に奔走。慶応元年(1865)には高杉晋作らと藩政の実権を握り藩論を統一。明治元年(1868)初代兵庫県知事に就任。その後は明治政府の要職を歴任。明治18年(1885)初代内閣総理大臣に就任。政府の中枢を担う。その後も天性の愛嬌と人望で政界をリードするも、明治42年(1909)出張先のハルビンで凶弾にたおれる。享年69。
- 伊藤
- 村岡さん、またお目にかかれましたのう。
- 村岡
- 伊藤さん、お久しぶりです。「一番便」では大変お世話になりました。まさか再び対談させていただける日が来るなんて、とても光栄に思います。今回は「一番便」でも紹介があった「河豚」をテーマとする、その名も「ふく便」なんです。
- 伊藤
- そりゃあ、確かに私しかおらん(笑)今、河豚が当たり前に食べられるようになっちょるんは、豊臣秀吉公が定めた河豚食の禁令を私が解いたからじゃからのう。もっとも、一番の功労者は命がけの選択をした「春帆楼」じゃろうのう。
- 村岡
- 禁令下でも、下関で は河豚が食べられていたんですよね。伊藤さんも若かりし頃に食されたことがあったとか。
- 伊藤
- じゃから、河豚がどれだけ美味いもんかはよう知っちょりました。ところで、村岡さん「ふく便」と聞こえたが、「ふぐ便」じゃあないんかね?
- 村岡
- 「ふく」という発音のいわれは諸説ありますが、下関では「ふぐ」という発音が「不遇」などと連想させてしまうため、「福」にあやかろうと「ふく」と発音するようになったとか。現代の山口県内でも多くの飲食店や旅館で、あえて「ふく」と発音しています。
- 伊藤
- なるほど! 縁起をかついで「ふく」か、そりゃあええ! それにしても、今の山口県は羨ましいのう! 河豚自慢の宿やら店やらが至るところにある! 「唐戸市場」では、「身欠き(有毒部位が取り除かれた河豚)」が丸々売られておる。私なら毎日でも手に入れて食べたいところじゃ。
- 村岡
- はい! まさに今、トラフグが旬を迎えています。同じく下関市にある、「南風泊(はえどまり)市場」は、全国で唯一の河豚を専門に取り扱う卸売市場なんです。その取扱量はなんと日本一! つまり、全国で水揚げされたトラフグやマフグなど、多くの河豚が山口県に集まるんです。
- 伊藤
- 日本一とはたまげましたわい!そう、そのマフグもじゃ! 萩のマフグも見逃せんですいのう。天然物しか流通せんだけあって、美味しさはトラフグにも引けをとらん。トラフグにマフグ、ほんに現代の山口県は羨ましいですのう!
- 村岡
- おお、やはりご存じでしたか!マフグは「河豚の女王」と呼ばれるだけあって、確かな美味しさが自慢です。春先が旬ですので、トラフグに続いて楽しめます。そして、きょうは河豚にちなむ、たくさんのお土産も用意しているんです。
- 伊藤
- ほほう、むむ! 湯を注ぐだけで河豚の吸い物が!?おお、茶漬けもあるんかね!
- 村岡
- きょうお持ちした多彩な河豚グッズも含めて、今回の「ふく便」ではあらゆる河豚、いえ「ふく情報」を網羅しました。
- 伊藤
- うむ、幸福の「ふく」じゃ。ふるさと山口県では「ふく文化」がこねえにも発展しちょるとは、たまげちょります。なんとこの記事によれば「海響館」は、まさに河豚の〝万博〟の様相! いろんな種類がおるんですのう、これは興味をそそられる! 村岡さん、ちょっと一緒に行って案内してくださらんか!
- 村岡
- はい、喜んでご案内いたします! おお、「河豚の万博」とは名言。それにしてもあの目の輝きよう、伊藤博文公の新たな知識への旺盛さに触れられたような…。
伊藤さん、
「ふく」を食べて、
福を招き入れましょういね!
- 山口県知事
- 村岡 嗣政
昭和47年(1972)、宇部市生まれ。山口県立宇部高校では生徒会長を務める。その後、東京大学経済学部を卒業。平成8年(1996)、旧自治省(現・総務省)入省。北海道や広島市、高知県に出向する一方、本省では財政畑を歩む。平成26年(2014)1月に総務省を退官。同年2月、県知事選で初当選。第47代山口県知事となる。現在、山口県の未来を確かなものにするために、『活力みなぎる県政』の実現を目指し、全力を尽くしている。